こんにちは。中村天音です。今回のテーマはすべらない話ですが、みんな期待しないでとか言っといてちゃんと面白いの恨んでます。

すべらない話なんてなさすぎて、頭にあるありったけの記憶を絞り出した結果、小学生の頃の話になりました。すべる話だと思って読んでください。

 

私が小5の頃の話になります。当時の私には初恋の人がいました。ませてますね。O君としときます。バレンタインにチョコを渡し、お返しがくるかソワソワしていたホワイトデーの日のことです。

その日は平日で、いつも通り学校に行きました。授業を受け、給食を食べ、ついに放課後になりました。心臓バクバクでした。でも気がつくとO君の姿はどこにもありません。完全に脈なしですか。友達に励まされながらとぼとぼ下校しました。 

家に着いてドアを開けようとしたところ、カギを忘れたことに気づきます。中村家では下校時に家に誰もいないことが多く、その日もそうでした。でも私が鍵を忘れるのなんて日常茶飯事。ちゃんと対処法を知ってます。中村家のある窓の鍵は常に空いてるんです。

(一応補足しておくと、その窓は人通りの多い道路に面しているのと、小さすぎて大人は侵入できません、安心してください)

友達に見守られながら塀をよじ登り、木をかき分け、なんとか窓にたどり着いて上半身だけ家に侵入するのに成功した時でした。友達がボソッとつぶやきました。

「あ、O君だ。」

自分の耳を疑いました。うちは学区外のためそうそう知ってる人には会いません。焦った私は、いち早く家に下半身も入れようとジタバタした結果、まあまあ高さのある窓で頭からおもいきり落ちました。たんこぶできました。急いで窓からこっそり覗くと友達がO君から私へのお返しを受け取ってました。恥ずかしすぎて死にそうでした。

結局、私の下半身だけ窓からぶら下がっている状態が見られたのか否かはわかりません。真実を知りたくなかったもんで。今となっては笑い話なんですけどね。

 

p.s

ちなみにO君は現在北大生なので、今度遭遇したときには尋ねてみようとおもいます。

おまけ

 

今回の話も天音らしく多少のボケをかましていますね。下半身だけぶら下がっているのを好きな人に見られるなんて恥ずかしくすぎますよね。その後どうなったかを語らないあたりが天音ですよね。多分聞いたら答えてくれると思うので是非興味のある人は本人を直撃してみてくださいね。余談ではありますが僕はバレンタインデーのお返しを天音にだけ返していないので怒られています。いつか返します。